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◆象 牙
印材としては最上級に位置します。
美しい質感と気品のある色つや・粘り強さ・堅さなどどれをとっても申し分ない素材といえるでしょう。また、彫刻の観点から見てもそのきめの細かさは最適です。捺印感も良く,使い込むほどにその色合いの変化を楽しむことが出来ます。
現在は輸入に制限がかけられていますが、正規品には「認定シール」が付けられて流通しています。
ただ、一本の牙から採取される材料の中には印材として適している部分は中心に近いごく希少な部分で、象牙だから価値のあるものであるとは言い切れません。よく激安店などで販売されているものの中には印材としては不適当なものも含まれているようです。また、まれに密輸品なども出回っているようですので、信頼できる専門店で正規輸入の上質品をお求めになるのがよいでしょう。

特別国際種事業者   登録番号:第01113号
 氏名:春日井 潔
 住所:名古屋市北区黒川本通3-47-1
 特別特定器官等の種別:ぞう科の牙及びその加工品
 登録の有効期間の満了の日:2026年5月31日




◆牛角(白)・牛角(色)
きれいな飴色の材質です。かつては「オランダ水牛」とよばれていましたが平成16年9月1日よりこの名称となりました。
混じりけのない「牛角(白)材」と黒や茶色が入った「牛角(色)」材があり、強度や粘度は黒水牛と同等です。
前者はその希少性から高価なものになりますが、その色つやは気品にあふれています。また、後者は前者に比べて価格がリーズナブルであるのと同時に模様の一つ一つが世界に二つと無いものなのでオリジナリティーに富んでいると人気があります。
当サイトでは牛角(色)材の商品をセット購入の場合、彫刻担当者が色合わせをして材質にバラつきがないように留意しております。





◆黒水牛・ナチュラル黒水牛
最もポピュラーな材質で、手頃な価格で人気があります。
原産地はインドやセイロン等で牛科の哺乳動物の角を原材料としています。象牙が哺乳動物の牙(骨の進化したもの)であるのに対しこちらは角(人間の爪と同じで皮膚の進化したもの)であることから強度に関してはやや劣りますが、その分粘度が高く印材としては適しています。使用頻度の高い印章には最適ですが、長期間乾燥するとヒビが入りやすいという欠点もあります。
天然材料のためもともとは真っ黒な部分はほとんど無く、染料で染め上げてあるのが普通ですが、当サイトでは染めていない自然のままの風合いを残した「ナチュラル黒水牛」も取り扱っております。




◆ 彩 樺(さいか)
環境に配慮した準天然素材です。
寒冷地で産出される真樺とフェノールレジンとを高圧加熱処理することにより高度・粘度とも限りなく天然に近付けた新素材です。水牛など純天然の材質にありがちなひび割れや反りなどはこの材質に関しては皆無といえるでしょう。
木目模様もきれいな上にエコロジーな材質、価格もリーズナブルであることから最近では人気があります。
天然素材にこだわる方にはお勧めできませんが、事務用など耐久性を求められる印章には適しています。



■ 本柘植(ほんつげ)
古くからなじみの深い木製の材質です。
主に印材の呼び方としては「柘植」また、将棋の駒などでは「黄楊」と記述することが多いようです。
「本柘植」とは日本国内産(主に鹿児島)を指し、タイなどからの輸入材である「アカネ」とは区別されます。比較的安価に思われがちですが、「本柘植」の場合、印材に使用できる大きさに成長するのにはおおよそ15年から30年かかると言われています。実際、大きさによっては他の水牛系の材料よりも値段が高くなることもあるほどで、決して安価なものではありません。それに対し「アカネ」は暖かい国で生産するため成長が早く、収穫も早いとされています。しかし成長が早い分だけ年輪と年輪の間が大きく、目が粗い素材になってしまいます。激安店などで見かける「柘植」と称される物はほとんどが「アカネ」です。
やはり印材には「本柘植」が適しています。強度は他の印材に劣りますが、きめの細かさ、手触りや木目の色合いなどは他の印材には無い暖かみが感じられます。
当サイトでは鹿児島産の「本柘植」のみを厳選して使用しております。







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